年末年始は下記の通り、診療時間が変更になります。
2025年 12/30(火)9:00~13:00/14:00~18:00
2025年 12/31(水)~2026年 1/4(日)休診
2026年 1/5(月)9:00~13:00/14:00~18:00
2025年12月12日 カテゴリ:お知らせ
年末年始は下記の通り、診療時間が変更になります。
2025年 12/30(火)9:00~13:00/14:00~18:00
2025年 12/31(水)~2026年 1/4(日)休診
2026年 1/5(月)9:00~13:00/14:00~18:00
2025年12月12日 カテゴリ:お知らせ
下記の日程は診療時間が変更になります。
・1/16(金)9:00~13:00/15:00~20:00
・3/13(金)9:00~13:00/15:00~20:00
・5/15(金)9:00~13:00/15:00~20:00
ご理解のほどよろしくお願いいたします。
2025年12月12日 カテゴリ:お知らせ
「硬いおせんべいを噛んだ瞬間にパキッと音がした」「詰め物が取れたと思ったら、その歯にヒビが入っていた」—こうした経験は、歯の破折(はせつ)という、歯が物理的に傷ついた状態である可能性が高いです。
歯の破折は、一見小さなヒビに見えても、放置すると細菌感染が広がり、最終的に抜歯しか選択肢がなくなるほど進行性のリスクを伴います。
ここでは、歯の破折の種類、原因、見逃しやすい症状、そして抜歯を避けるための治療法について詳しく解説します。
【歯の破折とは?その種類と深刻度】
歯の破折とは、歯が部分的、または完全に割れてしまう状態を指します。破折の位置によって、その深刻度と治療の予後が大きく異なります。
【歯が破折する主な原因】
歯は非常に硬い組織ですが、特定の条件下では簡単に割れてしまいます。
【見逃しやすい歯の破折の症状】
歯が割れても、ヒビが小さければすぐに激しい痛みを伴わないことも多く、知覚過敏や歯周病と勘違いされがちです。
特に歯根破折の場合、痛みよりも歯茎の腫れや膿が最初のサインとなることがあります。見た目ではわからない場合が多いため、症状に心当たりのある方は、レントゲンやCT検査による精密な診断が必要です。
【抜歯を避けるための治療法】
破折の深さや位置、そして歯の状態によって治療法は異なります。
1.小さな破折(表面のみ):
・白い詰め物(コンポジットレジン)で割れた部分を修復・保護します。
2.中程度の破折(歯冠部):
・歯全体を覆う被せ物(クラウン)を装着し、残った歯の破折を防ぎます。神経にまで達している場合は、先に根管治療が必要です。
3.歯根破折、縦破折:
・最も予後が悪く、細菌感染を防ぐため基本的に抜歯が必要です。
・ただし、割れ目が非常に浅いなど、条件が良ければ「接着修復」や歯を一度抜いて治療する「再植術」といった難易度の高い治療
法を試みる場合もあります。
【放置の最大のリスク—手遅れになる前に】
「ヒビが入っただけ」「今は痛くないから大丈夫」と破折を放置すると、割れ目から細菌が入り込み、歯の根の周囲の骨まで感染が広がります。
痛みが悪化して食事ができなくなるだけでなく、最終的には感染が広がりすぎて、抜歯以外の選択肢がなくなってしまいます。特に神経を取った歯は、痛みがないまま水面下で破折が進行しているケースが多いため注意が必要です。
気になる症状があれば、手遅れになり抜歯が必要になる前に、すぐに歯科医院でチェックを受けましょう
明石市、西明石駅徒歩1分の歯医者
にしあかし歯科 Tel:078-925-3333
2025年12月9日 カテゴリ:ブログ
「朝起きたとき、口の中がネバネバする」
「硬いものが、なんとなく食べにくくなった」
「お茶がないと、パンやクッキーが飲み込みづらい」
年齢を重ねる中で、ふと感じるこんなお口の変化。これらは決して気のせいではなく、体と同じように、お口の中も年齢とともに変化しているサインです。
これらは誰にでも起こりうる自然な変化ですが、「もう年だから仕方ない」と放置してしまうと、虫歯や歯周病の急増や、食事の楽しみが失われるなど、生活の質を大きく下げるトラブルにつながりかねません。
今回は、なぜ年齢とともにお口のトラブルが増えるのか、その原因と、これからの人生を健康に楽しむための「大人の口腔ケア」について詳しく解説します。
年齢とともに、お口の「防御力」は低下していく
若い頃はそれほど意識しなくても大きなトラブルがなかったのに、なぜ年齢とともにお口の悩みは増えるのでしょうか。それは、お口が本来持っている「防御機能」が、加齢とともに少しずつ弱まってしまうからです。
防御力の低下①:歯ぐきが下がり、”無防備な歯”が露出する
長年の歯磨きの癖や歯周病の進行により、歯ぐきは少しずつ下がってきます(歯肉退縮)。すると、本来は歯ぐきに守られていた歯の根っこ部分(象牙質)が露出してしまいます。
歯の表面(エナメル質)が鎧のように硬いのに対し、この象牙質は非常に柔らかく酸に弱いのが特徴です。そのため、露出した根の部分は虫歯菌の攻撃にひとたまりもなく、あっという間に「大人の虫歯(根面う蝕)」になってしまいます。
防御力の低下②:”天然の洗口液”である唾液が減少する
唾液は、単なる水分ではありません。お口の中の汚れを洗い流し(自浄作用)、細菌の活動を抑え(抗菌作用)、食事で酸性に傾いたお口の中を中性に戻し、歯の修復を助ける(再石灰化作用)など、多くの重要な役割を担う”天然の洗口液”です。
しかし、加齢や服用している薬の副作用、噛む筋力の低下などによって唾液の分泌量は減少します。いわゆる「ドライマウス(口腔乾燥症)」の状態になると、この防御機能が著しく低下し、虫歯や歯周病が急速に悪化したり、強い口臭の原因になったりします。
見えない場所に潜む「過去の治療」という時限爆弾
年齢を重ねるほど、過去に治療した詰め物や被せ物がお口の中にある方は多くなります。これらは永久的なものではなく、見えないリスクを抱えています。
どんなに精密に作られた詰め物でも、経年劣化によって歯との間にわずかな隙間が生まれます。そのミクロの隙間から細菌が侵入し、内部で静かに虫歯が再発するのです。これを「二次う蝕(二次カリエス)」と呼びます。
この虫歯は内部で進行するため、痛みなどの自覚症状が出にくく、気づいた時には神経を抜くような大きな治療が必要になるケースも少なくありません。
食事の楽しみを奪う、味覚や口内環境の変化
・味が分かりにくくなる
唾液が減り、お口の中が乾燥すると、舌の表面に「舌苔(ぜったい)」と呼ばれる白や黄色の苔のようなものが付着しやすくなります。これが味を感じるセンサー(味蕾)を覆い隠してしまい、「味が薄く感じる」「何を食べても美味しくない」といった味覚の変化を引き起こします。
・入れ歯の不具合
入れ歯を使用している場合、合わない入れ歯を我慢して使い続けると、痛みはもちろん、粘膜に口内炎ができたり、残っている健康な歯や顎の骨に過剰な負担をかけたりする原因となります。
未来の健康を守る「大人の口腔ケア」3つの新習慣
加齢によるお口の変化に対応するには、若い頃と同じケアでは不十分です。日々のケアを「大人仕様」にアップデートしましょう。
新習慣①:歯間ケアを“主役”に
歯ブラシだけで落とせる汚れは、全体の約60%と言われています。残りの40%は、歯と歯の間に潜んでいます。特に歯ぐきが下がって隙間が大きくなった大人の歯には、デンタルフロスや歯間ブラシを使った歯間ケアが不可欠です。「歯磨きのついで」ではなく、歯磨きと同じくらい重要なケアとして、毎日の習慣にしましょう。
新習慣②:お口の「保湿」を意識する
お口の乾燥を感じる方は、保湿成分の入った洗口液や、口腔保湿ジェル、スプレーなどを活用して、積極的にお口の中の潤いを保ちましょう。こまめな水分補給も非常に重要です。また、舌苔が気になる場合は、舌専用のクリーナーで優しく奥から手前にかき出すように清掃するのも効果的です。
新習慣③:「かかりつけ歯科医」でのプロケア
セルフケアではどうしても落としきれない細菌の塊「バイオフィルム」は、専門的な器具でしか除去できません。定期的に歯科医院でクリーニングを受けることは、虫歯や歯周病の予防はもちろん、全身の健康を守ることにも繋がります(特に誤嚥性肺炎のリスク低減に有効です)。
お口の健康は、「よく噛んで、美味しく食事をし、楽しく会話する」という、豊かな人生の土台そのものです。「もう年だから…」と諦めるのではなく、今の状態に合わせた適切なケアを始めるのに、遅すぎることはありません。
気になる変化や不安なことがあれば、どんな些細なことでもご相談ください。
明石市、西明石駅徒歩1分の歯医者
にしあかし歯科 Tel:078-925-3333
2025年10月7日 カテゴリ:ブログ
こんにちは、にしあかし歯科です。
「また口内炎できちゃった…」
そんな憂鬱な経験、多くの方がお持ちではないでしょうか?
口内炎が気になってご来院される方も少なくありません。
そこで今回は、厄介な「口内炎」について、その種類・原因・対処法をわかりやすく解説します!
正しい知識を身につけて、つらい口内炎と上手に付き合っていきましょう。
先ず、口内炎ってどんな種類があるの?原因は?について解説します。
一口に口内炎と言っても、実はいくつかの種類があります。代表的なものをご説明します。
1.アフタ性口内炎(潰瘍性口内炎)
もっとも一般的に見られる口内炎です。
原因: はっきりとは解明されていませんが、ストレス、疲労による免疫力低下、睡眠不足、栄養不足(特にビタミンB群の欠乏)などが関与すると考えられています。
症状: 頬の内側、唇の裏、舌、歯ぐきなどに、赤く縁取られた2~10mm程度の白い円形の潰瘍(かいよう)ができます。小さなものが2~3個群がってできることも。
特徴: 通常、10日~2週間ほどで自然に治り、跡は残りにくいです。
2.カタル性口内炎
物理的な刺激によって起こる口内炎です。
原因: 入れ歯や矯正器具の不適合による接触、誤って頬の内側を噛んでしまった傷からの細菌繁殖、熱い飲食物や薬品による刺激などが挙げられます。
症状: 口の粘膜が赤く腫れたり、水疱(すいほう)ができたりします。アフタ性とは異なり、潰瘍の境界が不明瞭なのが特徴です。唾液の量が増えて口臭が気になったり、口の中が熱く感じたり、味覚がわかりにくくなったりすることも。
3.ウイルス性口内炎・カンジダ性口内炎
ウイルスや真菌(カビ)の感染が原因となるタイプです。
ヘルペス性口内炎(口唇ヘルペス): 単純ヘルペスウイルスが原因。主に唾液などを介した接触感染や飛沫感染でうつります。小さな水疱が多発し、それが破れてびらん(ただれ)を生じ、発熱や強い痛みを伴うことがあります。
その他のウイルス性口内炎: 梅毒・淋病・クラミジアといった性感染症(STD)が原因で口内炎ができることも知られています。
カンジダ性口内炎: もともと口の中に存在する常在菌の一種であるカンジダ菌(真菌)が、免疫力の低下などをきっかけに異常増殖して発症します。口の中に白い苔のようなものが付着するのが特徴です。
4.アレルギー性口内炎
特定の食べ物、薬物、歯科治療で使われる金属などが刺激となり、アレルギー反応として口内炎が起こります。
5.ニコチン性口内炎
喫煙習慣により、口の中が長期間熱にさらされることで発生します。
特徴: 口の粘膜や舌に白い斑点(白板症:はくばんしょう)ができ、これが癌に変化するおそれもあるため、特に注意が必要です。
口内炎ができてしまったら?心がけたい7つのこと
種類によって原因は異なりますが、できてしまった場合に共通して心がけたいポイントをご紹介します。
十分な休息と規則正しい生活:
ストレスや疲れを溜めず、免疫力を高めることが基本です。
栄養バランスの取れた食事:
特に粘膜の健康を守るビタミンB2、B6などのビタミンB群を積極的に摂取しましょう。
口腔ケアの徹底:
うがい薬や洗口液で口内を清潔に保ち、乾燥を防ぎましょう。
刺激物の回避と食事内容の見直し:
辛いもの、熱すぎるもの、硬いものは症状を悪化させる可能性があるので避けましょう。また、糖質の多い食事はビタミンB群を過剰に消費するため、摂りすぎに注意が必要です。
器具のチェックと調整:
入れ歯や矯正器具が当たって痛い場合は、歯科医に相談して調整してもらいましょう。
身の回りの清潔:
(特にウイルス性が疑われる場合)普段使っているタオルや食器を清潔に保つことも大切です。
早めの医療機関受診:
なかなか治らない、症状がひどい、頻繁に繰り返すといった場合は、自己判断せずに医療機関を受診しましょう。
お口の中は、呼吸、会話、食事と常に外部と接しており、細菌やウイルスが付着・侵入する可能性が高いデリケートな部分です。
そのため、免疫力を高めておくことと、口腔内の環境を清潔に整えておくこと、この両方が非常に大切になってきます。
少しでも異常を感じたり、不安なことがあれば、遠慮なく検査や相談にいらしてくださいね!
明石市、西明石駅徒歩1分の歯科医院
にしあかし歯科 Tel:078-925-3333
2025年9月19日 カテゴリ:ブログ